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体外受精で生まれる子ども、障害を持ってたりしませんか?

体外受精で生まれてくる子はどのくらいいると思いますか?

現在国内ではおよそ18人に1人が体外受精で生まれています。つまりひとクラス40人の教室なら2人くらいは体外受精で生まれている計算になりますよね。十数年前にはおよそ100人に1人くらいの割合でしたから、急速に増えたといっていいのではないでしょうか。

体外受精は、正しくは体外受精胚移植法といって、通常は体内で行われる受精を体の外で行う方法です。体から取り出した卵子に精子を受精させ、発育が始まったのを確認してから子宮内に移植するのです。

体外受精という言葉がまだあまり一般的ではなかったころには、体外受精による出産は障害を持った子どもが生まれる率が高いのではないか、といった声もありました。しかし世界で体外受精の不妊治療が始まって40年がたちますが、そのような心配は杞憂であったことが分かっています。

なんらかの障害を持って生まれてくることは自然妊娠でもありますが、その数は体外受精で生まれた子と比較しても統計的に変わらないことが明らかになっています。不妊治療をしたせいで障害を持つ子が生まれるということはないのです。

体外受精で生まれた子も自然妊娠で生まれた子も、生まれてきた子は何も変わりません。体外受精は受精するのに少し医療が力を貸してくれるものなのです。

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メリットの多い不妊治療、胚盤胞移植

不妊症に悩む夫婦も増えており、
体外受精という言葉はよく知られているものの
一体どのような不妊治療なのか
よく知らない場合もあります。

特に体外受精の場合、
受精卵を培養して子宮に戻すという
「胚盤胞移植」という方法については
あまり知られていません。

体外受精や顕微授精などでできた受精卵を
ある程度成長させて子宮に戻して
妊娠を目指すことを胚盤胞移植といいます。

受精卵は受精してから細胞分裂を繰り返し、
約5~6日で胚盤胞という着床できる状態になります。
その胚盤胞の状態まで培養して子宮に移植するのです。

この方法は受精卵がより成長した段階で
子宮に移植するため、
移植1回あたりの妊娠率があがります

初期胚の時点では子宮に戻して
順調に育つ良好なものかどうか
見極めるのは難しいのですが、
胚盤胞の受胎まで培養させると
良質な胚を選別することができるという
メリットが挙げられます。

メリットが多い胚盤胞移植ですが、
初期胚などと比べ培養時間が長いということで費用も重なります。

そのためこの不妊治療を受けることは
しっかりとパートナーが話し合って、
金銭的な負担やリスクを理解した上で決定していきましょう。