自分の子供が読み書きなどの習得が遅いことに悩んでいる保護者もいるのではないでしょうか。
これは本人の学習能力のせいではなく、学習障害の可能性がありますよ。
国語や算数などを学び始めるタイミングで発症するため、なかなか気づかれにくい障害です。
学習障害は知的発達に遅れはありませんが、読み書きや計算などの特定の領域で学習の遅れが見られます。
明確な基準はありませんが、学習到達度の遅れが2学年ほどあるのが目安です。
特定の分野以外は発達の遅れが見当たらないため、周囲から「努力次第」「勉強不足」と
見過ごされてしまうことがほとんどです。
これによってサポートの必要性が認知されにくく、子供の自信低下につながりかねません。
自信低下によって、鬱病や不安障害などの二次障害を誘発することがあります。
学習障害は気付きにくいため、特定の領域で学習の遅れが見られた場合は
小児にも対応している精神科に相談することをおすすめします。
学習に苦手意識を持たないように、障害を理解してサポートすることが重要ですよ。