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同じ病気なのに薬が違う?!漢方薬の処方の理由

病院で検査をしたけど、異常が見られない。でも調子が悪い。そんな状況、なんか腑に落ちませんよね。そんなとき、漢方医療に頼ってみてはいかがでしょうか。

西洋医療では血液検査や画像診断などで異常が見つからなければ、病気だと診断されません。病気だと診断されなければ治療を始めることもできないわけです。しかし漢方医療ではたとえ検査で異常が見つからなくても治療をすることができるのです。

漢方医療では『病気を診るのではなく、病人を診る』という言い方をします。病気そのものはもちろん患者の訴えや感じている感覚も重要視し、そこから治療方針を探っていくのです。熟練した漢方医の中には、患者の着ている服の色からも読み取るという人もいるくらいで、患者の抱える背景を含めて治療を施していくのです。
また『同病異治』という言葉がありますが、同じ病名であっても身体の特徴や体質がひとりひとり違うことを考慮して、異なった漢方薬が使われることもあります。

このように患者ひとりひとりを診て処方される漢方薬は、あなただけのオーダーメイド処方です。
これまで検査で異常がみられないからと不調を抱えて困っている方、一度漢方医療を頼ってみてはいかがでしょうか?